ふるさと納税というと返礼品のコスパに注目が集まってしまいがちですが、どのような寄付の使われ方をするかも重要な要素です。寄付の使い道を選ぶことができるか、またその結果を知ることができるか、といった点も確認しましょう。ここでは、ふるさと納税をまちづくりやスポーツに活用している3つの市の取り組みをご紹介します。

北海道ニセコ町

北海道ニセコ町では、「ニセコまちづくり委員会」で活用事業を決めています。自然環境の維持や保護だけでなく、子育て環境の整備にも使われました。幼児センターに木製ブロックやオルゴールの玩具を置くなど、子どもの活動を支援する取り組みが行われています。定期的なお便りがあり町の様子をリアルタイムで知ることができるのも魅力です。

神奈川県横須賀市

神奈川県横須賀市では、子育てや福祉などの12分野から選ぶことができ、それぞれの分野で基金が設立されています。例えば、「子育て基金」では産前産後のヘルパー派遣や放課後児童クラブの助成などに使われ、猿島基金では遊歩道の整備など自然環境のために活用されているのです。もちろん、納税者への住民の声や活用状況の報告も行われます。

群馬県高崎市

群馬県高崎市へのふるさと納税は使用用途が13の項目に分けられており、主に街づくりの大きな柱である文化やスポーツの振興を目的として使われています。スポーツ団体へ納税するときは、どの団体を支援するのかを決めることができ、支援した団体の活動状況のお知らせを受けることができるのも注目すべき点です。

返礼品のコスパはもちろん重要ですが、このように納めた税金の使途が分かると、ふるさと納税を選ぶ楽しみが増えるのではないでしょうか。

ふるさと納税の返礼品の中でも、お米はコスパがよいとの理由で高い人気があります。佐賀県のふるさと納税返礼品においてもブランド米があります。

新しいブランド米「さがびより」は、つやつやとしていて大粒なのが特徴です。食感はもっちりとしていて、噛むたびに甘みと香りが口中に広がります。その品質は日本穀物検定協会の米の食味ランキングでも認められており、特Aに評価されているのです。時間がたって冷めても味が落ちないため、お弁当にも最適なお米といえるでしょう。

「さがびより」は、おだやかな気候と肥沃な大地、豊かな水、佐賀県の豊潤な自然の恵みを生かして、登録した生産地で登録した生産者が栽培しています。さらに、佐賀県内の優秀な生産者が「さがびよりマイスター」として、美味しい「さがびより」を作るために地域条件や気象状況に応じた指導を行っています。

なお、佐賀県もふるさと納税の寄付の使い道を指定することができます。子育て、高齢者、環境、スポーツなどに関連したまちづくり、さらには「佐賀市といえば〇〇」というような特徴的な事業もメニューとして掲げており、その種類は24種類もあります。

佐賀県のふるさと応援寄付メニュー