2018年度のふるさと納税の総額は5000億円にものぼるといわれています。これらの税金はどのように活用されているのでしょうか。市町村にもよりますが、納められた税金はまちづくりやスポーツ振興などのために活用されています。ここでは実際の活用事例についてご紹介しましょう。

富山県氷見市

氷見市はハンドボールがとても盛んな市で、小中学生のチームから全国優勝する強豪が生まれているほどです。そんな氷見市では平成17年度から「春の全国中学生ハンドボール選手権大会」を開催していて、大会の継続開催に向けた資金確保が課題となっていました。そこでふるさと納税を大会の継続開催に向けた支援に活用したことで、平成31年度の第15回大会まで継続開催が実現しています。

福井県坂井市

坂井市ではふるさと納税を活用する事業を市民が提案し、市民の政策参加を可能としました。これによって事業を市民の意思で決定する仕組みができあがり、平成28年度までの9年間でのべ15件の事業を実施しています。子どもたちが遊べる遊具を設置し、祭りで使われる山車のリニューアルなどが行われました。

長野県飯田市

飯田市では市内20地区それぞれで地域自治を行っており、自主的に実施している事業を積極的に支援するため「飯田市20地区応援隊」を開始しました。これは各地区が取り組む事業や活動状況をウェブサイトで発信し、その取組みに賛同した方々からのふるさと納税を該当地区に交付して将来的な移住や定住に結びつけようというものです。

ふるさと納税の返礼品として人気がある品といえば、肉が挙げられます。なかでもブランド牛はコスパも高く、人気の返礼品となっています。

佐賀県にも特産品として佐賀牛というブランド牛があり、全国トップクラスの美味しさを誇っています。全国には数多くのブランド牛が存在しますが、ブランド牛と名乗るためには日本食肉格付協会の定める審査基準をクリアしなければなりません。佐賀牛は全国のブランド牛のなかでもトップ2に入る厳しい審査基準を設けており、それをクリアした牛だけが佐賀牛と名乗れることになっています。また、牛肉の肉質等級は5段階あり、佐賀牛は最も高い肉質等級5の評価を受けています。佐賀牛は多くのブランド牛のなかでも、まさにトップクラスの牛肉といえるのです。

そんな佐賀牛は、厳選された飼料を使い、ストレスのかからない環境で大切に育ててられています。丹精込めて育てられた佐賀牛は、きめの細かいサシ（脂）と柔らかい赤身が特徴です。肉とお米のふるさと納税では、コスパ抜群の佐賀県返礼品を多数ご紹介していますので、ふるさと納税をお考えの方はぜひご覧ください。