ハンバーグは佐賀県のふるさと納税返礼品でも選べますが、自宅で作れる家庭料理でもあります。ふっくらとしていて柔らかく、牛肉の旨味とたっぷりの肉汁を閉じ込めたハンバーグ料理は、子どもから大人まで高い人気のメニューです。肉の食感があり、口の中で旨味と、とろけるような柔らかさを感じることができるハンバーグはどうすれば作れるのでしょうか。

ハンバーグはひき肉に玉ねぎやパン粉、卵などに香辛料を混ぜこむため、牛肉の質にこだわる人は多くありません。しかし、ほんとうに美味しいハンバーグを食べてみたいのなら、ブランド牛や高級和牛など品質の良い肉を使うのがおすすめです。

また、ハンバーグを作る際の手順も大切です。材料をよくこねて粘りを出さないと、うまく成型できず崩れやすくなります。空気をしっかり抜いて薄めに成型することで破裂を防ぎ、火も通りやすくなるので焼きムラを防ぐことができます。火加減は弱火でじっくり、蒸し焼きにしましょう。

ひき肉を使う料理は、ハンバーグの他にもいろいろあります。牛ひき肉は、ハンバーグやミートローフ、ミートソースやキーマカレーなどの洋風料理によく合います。また、牛肉は香辛料や濃いソースの味に負けず、お肉の美味しさをしっかり主張するので、中華料理の炒め物や中華煮などにも活躍します。

佐賀県のふるさと納税名産品「佐賀牛」は黒毛和種の和牛です。ただし、佐賀県で育ったすべての和牛が「佐賀牛」になることができるわけではありません。では、佐賀牛として販売されるためにはどのような条件が必要なのでしょうか。

食肉の格付け事業を行っている「公益社団法人日本食肉格付協会」が「牛取引規格」を定めています。肉質等級5段階に分け、さらに、いわゆる「霜降り」の度合いである「脂肪交雑」を12段階に分けています。産地によってはこの牛取引規格による規定を設けていないブランド牛も少なくありません。また4等級以上のみ規定しているブランド牛もあります。佐賀牛として販売される条件は厳しく4等級以上で、かつ脂肪交雑がNo.7以上という審査基準を設けているのです。この審査を通らなかったものも十分美味しいので「佐賀県産和牛」として販売しています。

佐賀牛は佐賀県の背振山や天山など山に囲まれた大自然の中、名水百選にも選ばれた良質な自然水を飲み、佐賀牛用の配合飼料には佐賀県産の新鮮で安全な麦わらを加えた飼料を使っています。さらに寒暖差も少ない広々とした肥沃な大地で、約200戸の肥育農家が「佐賀牛」を育てているのです。このようにストレスの少ない環境でのびのび育てられたことも佐賀牛の美味しさの秘訣のひとつです。