北海道夕張市

地元の特産品である「夕張メロン」や「ジンギスカン」などを、ふるさと納税の返礼品としている北海道夕張市では、「夕張高校魅力化プロジェクト」を立ち上げ、教育環境を整備しています。

急速な人口減少や、財政破綻後の小中学校の統廃合の影響を大きく受けた夕張高校では、入学者数が年々減少しています。そこで、夕張市では夕張高校を存続させるために、ふるさと納税の寄附金を、地域の課題を教材とした教育プログラムの開発や公営塾の開設などに活用しています。ふるさと納税の寄附者は、2018年4月に開設された公営塾へ招待されたり、企画へ参加したりしました。

北海道遠別町

日本最北の米どころとして全国にその名を知られている北海道遠別町は、農業や漁業などの第一次産業が盛んな町です。地元の特産品である米やアスパラなどを、ふるさと納税の返礼品としています。

遠別町では、町の農業の未来を担う高校生を育てる遠別農業高校に、ふるさと納税の寄附金を活用しています。近年、遠別農業高校では入学者が減少しており、魅力的な学校づくりが必要となりました。農業分野において田んぼや畑の状態観測に欠かせないドローンを採用したり、授業に必要なタブレット端末を整備したりと、魅力的な学校づくりを推進しています。

また、北海道札幌市に「遠別農業高校アンテナショップ」を開設し、遠別農業高校だけではなく遠別町の取り組みをPRすることで、入学者の増加へとつなげています。

さらに、2017年度には、ふるさと納税をきっかけに遠別農業高校を知ったという、県外出身者も入学しました。遠別農業高校の卒業生の中には、卒業後も遠別町で農業に従事する者もおり、遠別農業高校だけではなく町の産業の活性化にもふるさと納税が大いに役立っています。

北海道上士幌町

「北海道バルーンフェスティバル」の開催地として有名な北海道上士幌町では、地元の特産品である米や乳製品などが、ふるさと納税の返礼品として人気です。

半世紀以上にわたり人口が減少している上士幌町では、より住みやすい町づくりに、ふるさと納税を活用しています。中でも、子育て・少子化対策に重点を置いており、認定こども園では保育料を10年間完全無料にしたり、英語教育のために外国人教師を招いたりしています。

さらに、小学校では少人数学級を実現させるために教職員を増やす他、公設民営塾を開設するなど、安心して子育てができる町づくりを推進しています。

ふるさと納税の制度を利用して、寄附金を佐賀の特産品の牛肉やブランド米などと交換しませんか？ふるさと納税では地元の特産品が手に入るだけでなく、地元の活性化や教育制度の充実などを応援することができます。

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