2008年から始まったふるさと納税は、最初のほうこそ利用者は少なかったものの、その仕組みや便利さを特集する雑誌やネット記事のおかげで徐々に活用する人が増え始めました。

特に、ふるさと納税が脚光を浴びるようになったのは、2011年に起こった東日本大震災です。

これまで、被災地を助けたい！寄付したい！と思っても、大きな団体に募金をするというカタチが一般的で、具体的にどこに使われるか分からないということに不満を感じることもありました。ですが、ふるさと納税を利用すれば寄付先の自治体を指定できるため、本当に困っている地域や人を直接的に支援できると、多くの人がふるさと納税を活用するきっかけとなりました。

2012年になると大手寄付サイトがオープンし、さらに2014年に複数の企業が寄付ポータルサイトを開始することになりました。

これにより、これまでいろいろなサイトを見てお礼の品を選んでいたことが、寄付サイトを見るだけで、全国の特産品や人気ランキングを知ることができるようになりました。

2015年には、ふるさと納税の人気に拍車をかけるように、制度改正により控除限度額が2倍に増え、納税者への恩恵が広がりました。増々ふるさと納税の知名度は上がり、利用者数も右肩上がりで増え続けましたが、各自治体への負担も大きくなり始めました。

大手寄付サイトのランキングや雑誌の特集により、人々はより還元率のよいものを求め、各自治体も他の自治体には負けられないと競争が激化。自治体に関係のない企業や信じられないほどお得な商品、金券までも並ぶようになりました。

このことは、自治体の首を絞めることにもなり、結果的に赤字になってしまう自治体もありました。

そこで、総務省は2019年6月より新制度を導入、還元率を30％以下、お礼の品は必ず地域に関連するものとされ、過度な競争は落ち着くことになりました。

とは言え、納税者にとって実質2,000円の負担でお礼の品まで貰える魅力的な制度であることに変わりありません。

ネックだった確定申告も、ワンストップ特例制度を利用することで不要となり、もはやふるさと納税は誰もが当たり前に行う時代がやってきました。

ふるさと納税では、地方の特産品を現地直送で受け取ることが可能です。鮮度が抜群なだけでなく、産地ならではの美味しい食べ方でいただけることも魅力です。佐賀は肥沃な佐賀平野と、北に玄界灘、南に有明海という自然に囲まれた、ごちそうの宝庫です。

夢しずくやさがびより、佐賀牛などが有名ですが、果物や野菜、日本酒、工芸品なども一流品が並びます。佐賀が大好きという方も、これまで佐賀に行ったことがないという方も、ふるさと納税の返礼品で佐賀の特産品を知ってください。