ふるさと納税を行うと、その納めた税金が何かに活用されます。活用法はその地域によって異なりますので、自分が納税したいと思う地域が何に活用するのか知っておくと、納税先選びの検討材料のひとつになるでしょう。下記では、その地域の文化や歴史に活用している3つの地域をご紹介します。

岐阜県郡上市

日本一の盆踊りのまちである郡上市は、平成29年に行われた日本三大盆踊りの共演イベントを実施するための費用の一部としてふるさと納税を募集しました。このイベントをきっかけとして、さらなる後継者育成にも取り組んでいます。

長野県長野市

長野市では、松代城復元プロジェクト、戸隠神社の景観を維持するための住宅の修理・修景、戸隠竹細工の後継者育成といったなかから、寄付者がどれに対して寄付するか自分で選ぶことができます。納税者が事業に対する理解を深められるよう、納税者が選んだ分野の体験会などに参加できる取り組みを行っています。

石川県輪島市

輪島市では、震災被害を受けた熊本の作品と輪島塗漆器を組み合わせ再生させる被災陶器再生プロジェクトが行われたことがあります。その費用や完成後に開催予定の展示会、お茶会の費用としてふるさと納税が活用されました。

どの地域においても、ふるさと納税が有効活用されたことがわかります。

ふるさと納税をするにあたって、気になるのは返礼品の種類と還元率でしょう。ふるさと納税の返礼品の中には、普段ではなかなか手に入れることができないその地元特産の品物が多く、しかもその還元率の高さは100%を超える場合もあるようです。

佐賀県にふるさと納税をした場合について見てみましょう。佐賀県へふるさと納税の返礼品である特産の米であるブランド米「さがびより」の還元率は80%以上にもなっています。ふるさと納税の還元率を考えると、普通に販売されているときの値段は少々割高に感じるかもしれません。それほど、ふるさと納税返礼品の還元率は高いのです。

さがびよりは、日本穀物検定協会の米の食味ランキングで、9年連続特Aに評価されるブランド米です。種まきから稲刈りまでしっかりと観察され、厳しい審査を通過した米だけがさがびよりとして認められ、出荷されます。そのため、品質や味の保証はしっかりとされており、もっちりとした食感に加え口に広がる甘みを感じられます。炊き立てでも冷めた状態でもどちらでも楽しむことができまますし、無洗米も選ぶことが可能ですので、毎日手軽に気軽にさがびよりを楽しめるでしょう。