納められたふるさと納税は、自治体によって様々な用途で活用されます。ここでは岐阜県高山市と広島県広島市を例にあげてご紹介します。

岐阜県高山市

江戸時代の城下町の街並みが今も残り、「飛騨高山」がある都市として一年を通じて多くの観光客が訪れる岐阜県高山市。市のほとんどが山林で占めており、ブナやナラを使って製造される飛騨の家具や伝統工芸品は「飛騨の匠」と言われ、大変有名です。高山市ではふるさと納税で納められた税金を、伝統工芸品伝承のため「飛騨春慶」などの就業希望者の研修費用などに充て、後継者育成支援に役立てています。

広島県広島市

広島県広島市では、被爆体験を元に核兵器廃絶と世界平和を世界に訴えていくために、被爆体験を伝えていくことが重要と考えています。そのため広島市ではふるさと納税を「広島市原爆ドーム保存事業等基金」として積み立て、原爆ドームの保存やその他の被曝建物や樹木の保存、国内外の青年を招待して被爆体験を伝承していくことなどに役立てています。

佐賀県でも、ふるさと納税の返礼品として様々な特産品をお選びいただけます。特にお米とお肉は還元率も高く、人気が高い品です。

ブランド米「さがびより」は、一般社団法人日本穀物検定協会が行う「米の食味ランキング」で、最高評価の「特A評価」を平成22年より連続で獲得しています。食味ランキングとは、米の外見・味・香り・粘り・硬さで総合評価されるもので、「さがびより」は毎年高い評価を得ているのです。

「さがびより」は佐賀県農業試験研究センターが、近年の夏場の気温上昇などの気候の変動を考慮して研究・開発したお米で、平成21年より佐賀県下で栽培されるようになりました。味に定評がある「天使の詩」と病気に強い品種の「あいちのかおり　SBL」の特徴を上手に受け継ぎ、粒は大きくしっかりとしてツヤがあり、噛むほどに甘みと香りが広がります。そのうえ時間が経っても味が劣化しないため、お弁当などにも最適です。「さがびより」の名前の由来は、佐賀の温暖で穏やかな気候を表す「佐賀日和」から来ています。

「さがびより」の栽培基準はたいへん厳しくなっており、種まきから稲刈りまでしっかりと観察され、たんぱく質の量や外見などのいくつかの基準をクリアしないと「さがびより」とは認められません。そんなブランド米をお得に手にするには、還元率の高いふるさと納税の返礼品がおすすめです。肉とお米のふるさと納税では、さがびよりをはじめ様々な返礼品をご紹介していますので、ぜひご覧ください。