税金の種類は50種類以上にも及び、様々な名目で税金が徴収されます。しかしそれらの税金が実際何に使われているのか、知らない方も多いのではないでしょうか。ふるさと納税では、その活用方法や成果を明らかにしているため「このような問題を解決する手助けをしたい」「こんな活動なら支援したい」と思う自治体を選べます。そのため、まちづくりに参加している実感が味わえるのも魅力です。

ここでは高知県と福岡県の、観光と交流を目的としたふるさと納税の活用事例をご紹介いたします。

高知県室戸市

人口減少に悩む室戸市では、地域一帯で移住促進の取り組みを行っています。ふるさと納税は主に室戸市への移住を検討している人たちの、移住体験住宅の修復費用に充てられています。

福岡県大牟田市

大牟田市にある「三池炭鉱関連資産」は、平成27年に世界遺産に登録されました。大牟田市ではふるさと納税で寄付を募り、集まった寄付金で炭鉱電車の移設展示を行い、寄付者の名前が刻まれた真鍮製記念銘板を設置しています。

高知県越知町

宿泊施設が乏しかった越知町では、古きよき時代の田舎生活が体験できるゲストハウスを計画し、ふるさと納税の寄付金で五右衛門風呂や囲炉裏・蚊帳のある昔ながらの宿泊施設を完成させました。

なお、佐賀県では、地場産業の振興や海の再生、名勝や遺跡の保全活動、地域医療の充実、子どもや学校への支援に使われています。

佐賀県ではふるさと納税の返礼品で、「夢しずく」がお選びいただけます。10kg以上のものや定期便がお得です。

九州の北西部に位置する佐賀県は、平均気温16度前後の温暖な地域です。米作りにたいへん適していて、ブランド米の「さがびより」「夢しずく」がよく知られています。また畜産業も盛んで、佐賀県で生産される「佐賀牛」は日本のみならず海外でも高い評価を得ている、佐賀県自慢のブランド牛です。佐賀県ではふるさと納税した人に、様々な地元の特産品を返礼品としてご用意しています。

夢しずく

「夢しずく」は山からの清水と天然ミネラルをたっぷり含む土地で育てられます。ふっくらとして粘りがあり、コシヒカリのような味わいをも感じられます。2018年には日本穀物検定協会の「米の食味ランキング」で特Aという高評価を受けている品質の高いお米です。

さがびより

「さがびより」は佐賀県が独自に開発したお米で、日本穀物検定協会の「米の食味ランキング」では10年連続で最高ランク「特A」を獲得している、日本で最も美味しいお米のひとつです。粒が大きく歯ごたえがあって、噛むほど甘みが広がるのが特徴です。

佐賀牛

日本全国には約150のブランド牛がありますが、佐賀牛はそのうちのトップ10に選ばれる最高級の牛肉です。赤身の色が美しく細かいサシが入っているのが特徴で、やわらかく甘みとコクがありますから、ステーキだけでなく薄切りにしてしゃぶしゃぶにしても美味しいお肉です。