ブランド米がふるさと納税の返礼品としての人気を集めています。現代のように様々な品種改良がされたお米を作り上げるまでには、どれだけの歴史があったのでしょうか？こちらでは、お米の起源と稲の伝来、稲作の始まりについて歴史を解説していきます。

日本でのお米の起源とは

日本でのお米の起源は、縄文時代にまで遡ります。初めて栽培されたのは、中国の福建米という説が有力です。現在も使われている日本米は、肥料を与えずに放っておくと色が赤くなり、形は少し長くなることから、同じ特徴を持つ赤長米（福建米）が起源であると考えられているのです。そのため、お米は昔から日本に存在していたのではなく、中国から海を越えて渡ってきたのではないかといわれています。

稲の伝来・中国のどこからやってきたのか

稲が中国から日本に渡ってきた経路には諸説あります。例えば、長江の下流から朝鮮半島を進んで、直接九州に伝わったとするものです。他にも中国の江准（こうわい）から朝鮮半島南部を通ってきたものなど、いくつかの考え方があるため、はっきりとした経路は掴めていません。しかし、東シナ海を渡ってお米が船に乗って渡ってきたのは確かな話のようです。

稲作が始まったのはいつなのか

国内で本格的に稲作が始まったのは紀元前3世紀だったとされています。中国の揚子で発達していた稲作の技術が農具と一緒に渡ってきたそうです。当時使われていた道具は今のように鉄製のものではなく、木で作られた木製の農具でした。当時の稲作は低湿地の沼田で行われていたため、木製の道具でも問題なく作業ができたのです。

5世紀頃からは、中国の朝鮮半島から鉄でできた道具が伝わってきたと同時に、夏の間に水田を乾かす新しい方法も伝わってきました。新しい方法を利用して成長した部族が勢力を大きくして、古代の国内を治めていたといい伝えられているほど、稲作は大きな役割を持つようになりました。

その後は、中世に犂（すき）からくわへ変わり、明治になってからは西洋の影響を受けて、再び犂が使われることになりました。様々な歴史を経て、創意工夫をしていく中で現代のようなブランド米が生まれるようになったのです。そんなブランド米は、ふるさと納税の返礼品としても用いられています。お米は定期便を利用すると便利です。

お米にはどのような歴史があったのか、お米の起源と稲の伝来、稲作の始まりについてご紹介しました。縄文時代に国内で作られるようになったお米は、権力を表すほどの重要な文化になっていきました。そこから、様々な国の影響を受けながら試行錯誤していく中で日本の稲作が生まれ、現代のようにブランド米が生まれるようになったのです。

私たち日本人にとって大切な主食であるお米は、ふるさと納税の返礼品として高い人気を誇っています。一般家庭で10kg・20kgを保存するのは難しいため、定期便を利用すると便利です。肉とお米のふるさと納税では佐賀特産品を多数取り扱っています。