食肉を生のまま長期保存したい場合は、冷凍保存が最適です。しかし家庭用の冷凍庫では-15°までしか下がらないため、お肉の塊は2kgほどが限度だとされています。もしお肉を多く冷凍したい場合は、1回で使い切れる分量に分けるか、1kg程度に切り分けてラップなどで包んだ状態で冷凍するとよいでしょう。より保存状態をよくしたい場合には、密閉容器やビニールを使い、よく空気を抜いてから保存しましょう。

またひき肉の場合は、ラップに包んで空気をよく抜いた後に、板状に平にしておくと冷凍も解凍も早く行えるようになります。薄切り肉の場合は何枚も重なると冷凍しにくくなってしまうため、1枚ずつしっかりラップに包んで、2～3枚重ねた状態で密閉容器を使って保存するようにしましょう。切り身肉の場合は、薄切り肉と同じく丁寧に1枚ずつラップに包んで、2枚重ねぐらいにしておくことをおすすめします。

ふるさと納税では、地元をはじめ、佐賀など様々な地域から特産品をお取り寄せすることが可能です。数多くある特産品の中でも、人気のお肉を取り寄せた場合の解凍方法をご紹介いたします。正しく解凍して、特産品を美味しくいただきましょう。

緩慢解凍の場合

読んで字のごとく、ゆっくりと解凍する方法のことを指します。肉汁が急に流れてしまうドリップを出さないように、解凍中や解凍終了時の温度はプラス1～3度を保つように、意識しましょう。適切な解凍温度を保つためには、冷凍庫から冷蔵庫の一番下の方へ移動させて、時間をかけて冷凍することが大切です。

完全に解凍するには、15時間～30時間程度が必要となるため、食べる時間を逆算して解凍を始めてください。ただし、ローストビーフやステーキ肉以外の場合は、半解凍で調理した方が肉汁を無駄にすることがないため、半解凍状態にすることをおすすめします。

急速解凍の場合

電子レンジやオーブンなどを使って解凍するこの方法は、お肉を半解凍状態に素早くしたいという時に使う方法です。調理直前に冷凍庫からお肉を取り出し、ラップを取り外してから、解凍網に乗せて素早く解凍を始めましょう。お肉の品質や量によって所要時間は変わりますが、およそ食品重量の1.5倍の時間が目安だとされています。さらに、お肉が1kg以上の大きい塊の場合は、アルミホイルで包むと熱がバランスよく分散されるようになります。