私たちは所得税、住民税、消費税、固定資産税、自動車税など様々な税金を毎年支払っていますが、自分のお金がどのように役に立っているのか知らない方のほうが多いのではないでしょうか。しかし、ふるさと納税では寄付金の目的や活用方法、成果を明確にしているので、自分のお金がまちづくりに役立てられたことが実感できるのも魅力のひとつとなっています。

ここでは、ふるさと納税の使い道で寄付先の自治体を選びたい方のために、安全と復興を目的としたふるさと納税の活用事例を3つご紹介いたします。

徳島県

徳島は県内にある訓練所と協力し、動物愛護管理センターで保護された犬の中から素質のある犬を選び、「災害救助犬」や「セラピー犬」、「ふれあい活動犬」などに育成しています。トレーニングにかかる費用はふるさと納税で賄われています。

福岡県福岡市

福岡市はふるさと納税で、消防救急体制の構築を図っています。具体的なふるさと納税の使い道は、病院搬送にかかる時間を短縮するために必要な設備費用や、資材の購入費用などです。

熊本県熊本市

平成28年の熊本地震で多大な被害を被った熊本市は、ふるさと納税で被災者の生活の再建と市内にある重要文化財や施設の修復を行っています。

佐賀県は九州の北西部に位置し、山と海があり自然に大変恵まれたところです。年間を通して暖かく平均気温16度前後の佐賀県は米作りに適した地域で、「さがびより」「夢しずく」などの独自のブランド米を生産しています。また畜産業も盛んであり、佐賀県のブランド牛「佐賀牛」は約150あるブランド牛の中でもトップクラスの品質で、国内外で高い評価を得ている佐賀県を代表する特産品です。

ふるさと納税で佐賀県を支援していただいた方には、返礼品として品質の高い地元特産品を数多くご用意していますので、返礼品で高級食材をご希望の方には大変おすすめです。ここでは、中でも人気のある「さがびより」と「佐賀牛」について詳しくご紹介します。

佐賀のブランド米「さがびより」

「さがびより」は佐賀県が独自に開発し、平成21年から栽培されている比較的新しいお米ですが、「米の食味ランキング」では10年連続で最高ランク「特A」を獲得しているほどの品質の高いお米です。大きめの粒で歯ごたえがあり、噛めば噛むほど甘みが増します。通常のお米は冷めると甘さが減ってしまうことが多いですが、「さがびより」は冷めても甘みが続くので、特にお弁当やおにぎりにおすすめのお米です。ぜひ「夢しずく」と食べ比べてみてください。

佐賀のブランド牛「佐賀牛」

脂身が細かく入っている佐賀牛は肉質がやわらかく、甘みとコクのある深い味わいが特徴で、日本全国にある約150のブランド牛の中でも、トップ10にランクインする国内最高級の牛肉です。肉の美味しさがこの上なく味わえるステーキはもちろんのこと、見た目に美しい「佐賀牛」は薄切りにしてしゃぶしゃぶにするのもおすすめです。