日本で最も多く扱われているコシヒカリは生産量の上位をキープし続けていますが、ヒノヒカリやひとめぼれといった上位の品種を含めた生産量は、少しずつ下がってきていることをご存知でしょうか？

その原因として、お米を買う人の好みが多様化していったことが挙げられます。

海外からの輸入も盛んに行われている現代では、日本人の味覚も大きく変わってきています。つまりただの食糧として考えるのではなく、一つの食事として、味にこだわるようになってきた顧客に合わせたお米を開発するために、品種開発が行われるようになりました。

また、品種の集中を防ぐ手段としても品種開発は進められてきました。平成11年にコシヒカリが作付面積80％を超えたことから、収穫期が重なってしまうことで気象災害の影響が大きくなることが危惧されたことも理由の一つと言えるでしょう。

日本人の味覚の変化に合わせたり、気象災害による食料不足を防いだりするために品種開発が行われ続けてきた結果、様々なニーズに応えられるようなお米を生産する農家が増加し、さがびよりのような様々なブランド米が開発されるようになりました。

お米は食文化が多様化してきた中で消費量が減少し続け、現在では50年前の約半分にまで低下してしまっています。これからお米の需要を増やしていくためには、今までになかった新しいお米の食べ方を考えていかなければなりません。最近では一つの取り組みとして、ご飯のもちもち感を上げる低アミロース米や、胚芽を大きくして栄養価を高めた巨大胚米などお米に含まれる身体にいい主成分に着眼点を置いた品種開発が行われています。

これからのお米に求められるものは、食べる人の体を気遣った部分が必要となるでしょう。

また日本国内だけでなく、感染症のワクチンを含んだお米や花粉症の症状を和らげるお米など、様々な研究が海外でも行われ始めています。

佐賀県の新しいブランド米として品種開発によって作られたさがびよりは、夏場の高温化が進む気候変動に対応できるお米として、佐賀県で10年がかりで研究開発されました。また佐賀県内の優秀な生産者が「さがびより米（まい）スター」としてより美味しいお米を作るために、地域状況に応じた指導を行うなどの取り組みも強化されています。その努力が実り、気候の変化に耐え抜く強さだけでなくもっちりとした食感と甘味を内在した品質が実現できたことは大きな特徴と言えるでしょう。

興味のある方は、こだわり抜いて作られた高評価・高品質なさがびよりを、ふるさと納税でお取り寄せしてみることをおすすめします。

お米の品種開発の必要性とお米のこれからについて紹介しました。変化し続ける環境や食の多様化によって増加する需要に合わせたお米が品種開発によって生産、研究され始めています。美味しさが追求されたものから健康志向で作られたお米まで様々なものが取り扱われているため、ふるさと納税などを使って自分が求めるニーズに合ったお米を探してみてはいかがでしょうか。

肉とお米のふるさと納税では、佐賀のブランド米「さがびより」を紹介しています。日本穀物検定協会の米の食味ランキングで特Aに評価された、高品質なお米です。また他にも、ふるさと納税でゲットできる佐賀の特産品を紹介していますの、ぜひ参考にしてください。