ふるさと納税の返礼品としてお米は人気ですが、近年は品種開発によって新しい性質を持った品種が誕生しています。

低アミロース米

冷めてしまったら固くなってしまうお米を、冷めてももっちり食感が残るようにアミロースという粘りを弱める成分を減少させたお米です。普通のうるち米に含まれる20％前後のアミロースを、6％～12％に抑えることで、おにぎりやレトルトご飯としても最適な冷めても美味しいお米を実現させています。

低グルテリン米

人の体を作る栄養素として大切なタンパク質ですが、腎臓の働きが悪くなっている状態の場合、老廃物として体に溜まりやすくなってしまいます。タンパク質を制限するような肝臓病を持っている方もお米を楽しめるように、タンパク質のグルテリンを減らすことを目的として開発されました。

有色素米

日本で古くから栽培され続けていた古代米とも呼ばれる、野生種の血を引き継いだお米です。ぬかの部分に緑、赤、黒などの色が付いているのが特徴で、ミネラルやビタミンを多く含んでいることに注目が集まっています。

香り米

炊くとポップコーンのような香ばしい香りがするお米です。タイのジャスミンライスやインドのバスマティなどが代表的なものとなっていますが、日本で開発された香り米はカレーやピラフにおすすめです。

巨大胚米

ビタミンや食物繊維、GABAなどの栄養素を高めるために、従来のお米に比べて胚芽の大きさを2～4倍にした健康志向で作られたお米です。水に浸す時間を長くすると、よりGABAを増加させることができます。

超多収米

収穫量を増加させるために、一本の穂により多くのお米が実るように開発されたお米です。一本あたりの収穫量を増やすことができるため、一粒の値段を安く提供できるといった特徴を持っています。単価の安さを活かして外食チェーンやお弁当などの業務用のご飯として使われたり、米粉やお菓子などの加工品として使われたり、家畜の餌に活用されるなど、まさにお米が大量に必要な場合に役立つ品種だと言えるでしょう。

昔のお米は品種が少なかったため、農林1号のような簡単な名前がつけられていました。しかし、品種が増えると同時に番号では区別しきれなくなってきたため、ササニシキやコシヒカリなどの名前がつけられるようになりました。しかし、ただ見分けるために名前がつけられたわけではありません。例えば、コシヒカリには越の国（新潟県から福井県の地域）で光り輝く品種にしたいという想いが込められています。

佐賀のブランド米「さがびより」は、気候が大きく変動する中、知恵と努力を重ねて秋にはやっと笑顔で晴れやかな収穫の日を迎える「佐賀日和」という意味があります。雨の日も風の日も、日々米作りに励んだ農家の想いが込められているのです。

佐賀では、さがびよりというブランド米が栽培されています。一等米比率が100％、玄米の水分含量が15％、玄米中のタンパク含有が6.8％以下、出荷時に篩目1.9 mmを使用するなどの厳密な栽培基準を設けることで、品質が保たれているお米です。日本穀物検定協会の米の食味ランキングで特A評価を獲得しているため、ふるさと納税の返礼品としてぜひさがびよりをご検討ください。

ふるさと納税の返礼品としても注目を集めている新しいお米と、お米の名前について紹介しました。品種開発によって、様々な需要に合わせたお米が栽培されています。さがびよりのように厳密な栽培基準を設けた品質のいいお米から健康志向の方向けに作られたお米まで、たくさんの種類があるお米の中から好みのお米を見つけてください。

肉とお米のふるさと納税では、日本穀物検定協会の米の食味ランキングで特A評価を獲得した高品質なブランド米「さがびより」を紹介しています。ほかにも佐賀の特産品を紹介していますので、ふるさと納税の返礼品にお悩みの方はぜひ参考にしてください。